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2006年6月アーカイブ

両親学級では、妊婦が気をつけたい食事の指導や赤ちゃんのための部屋の準備、喫煙の害、などについて勉強できる。でも、一番みんなが興味を持って聞くのが、出産そのものの話なのではないだろうか。

私が通った両親学級では「お産を怖がりすぎることなかれ」という話が主だった。そこで百戦錬磨の助産師さんが携わった出産のエピソードを交えて話をしてくれる。そのお話を少し紹介しよう。

昔は助産師さんとともにお産をするのが当たり前だったんですよね。ベテランおばあちゃん助産師さんは落ち着いたもので、陣痛が始まってもまだ赤ちゃんが下りてきてないときなんかに
「ちょっと旦那さんと一緒に明治神宮まで歩いていって砂利道踏んでらっしゃい。赤ちゃん下りてくるから」
なーんていって、出産間近のママさんはお散歩に出されたりしたそうだ。こういう話を聞くとお産って自然なことなんだなって感じがする。

陣痛が進み、子宮口が開いていよいよ産道を通ってでてくるときは、自分の体が通過しやすいようにうまいこと回転しながら出てくるんだって。赤ちゃんは生まれるノウハウを知っているんだね。それを聞いたら私にもできるぞと勇気が湧いてきた。

そうそう、産婦人科ギョーカイでは
「満月と台風には要注意!」
って言うそうだ。
潮の満ち干きや気圧の変化によって出産数が増えるということらしい。出産間近の私の親友は、月齢カレンダーをチェックしたらしい。彼女の予定日はなんとどんぴしゃり満月。こりゃースケジュール通りに産まれてくるかもしれんね。私はというと台風シーズンの9月が予定日。もしも陣痛と台風が重なった日にゃぁ、どうしよう。出産が重なると助産師さんの手が足りずほっとかれてしまう場合もあると聞いた。頑張って陣痛乗り切らなくちゃ。

さて、両親学級というからには、パパの出番もある。3回コースの最終日にうちの夫も参加した。
新生児と同じぐらい重さのリアルな赤ちゃん人形で沐浴の練習。
短い時間ながらも全員が沐浴練習を体験する。
首が据わってない子を支えながら洗うのって意外に難しい。人形が相手なのに夫婦揃って緊張しました。ホンモノの赤ちゃん相手にできるんだろうか・・・。
へええと思ったのは、沐浴布のこと。体にガーゼをかけて沐浴させるのは、赤ちゃんを不安がらせない効果があるんだね。知らなかったぁ。
頭と体すべて洗って8分程度で済ませるのが目安なんだって。お湯が冷めてしまうからね。あたし絶対うまくできないと思う。

それにしても、見本を見せてくれた助産師さんの手際の良さには目をみはった。片手でくるくるっと石鹸を泡立てて丁寧に手早く確実に仕事をする。ほんとたいしたもんです。

知らない世界を見せてくれた両親学級。ここでは、新しい友人ができました。明日は妊婦友達の話。

私が暮らす地域では3回コースの両親学級が行われる。毎週木曜日の午前中2時間半を使って妊娠中の心得や産まれてすぐに役立つ知識を学ぶのだ。

でかけてみて意外だったのは、両親学級が「地域の妊婦友達作りの場」として活かされるよう工夫されていること。区内でも家が近い者同士をグループにして席が決められている。「妊娠してどんな体の変化があったか?」など話し合う時間を作り少しずつ言葉を交わすようにカリキュラムが組まれているのだ。ただ、助産師さんたちから「さあ、皆さんお友達になってください!」的な発言をされると三十路半ばの私などは妙に気恥ずかしくなってしまったワ。でも、近くに「同志」がいると心強くてすぐに仲良くなりました。

落ち着いて周りをよーくみまわしてみると・・・あれ?同年代の人が意外に多い!
それもそのはずアンケート調査の結果はじき出された平均年齢はなんと32歳!
初産妊婦50人の平均が32歳とは遅めの出産が定着しているんだなーと感じさせられました。
といっても、私が住むこの街は都心から近からず遠からずで夫婦でバリバリ働くカップルが多く暮らす地域。キャリアを積んでから出産という人が多いようで、この統計は全国に当てはまるものではないかもしれません。

あら?助産師さんのおもしろ話をするつもりだったのに、両親学級の入り口の話で終わってしまいました。
続きは明日~!

妊婦さんって、ついつい後ろに反り返っておなかを突き出して歩いちゃうもんなんですが、あれっていかにも腰に負担がかかりそうでしょう?たしかにその通りなんです。でも、妊娠初期のおながちっとも目立たないころから腰痛に悩む人は少なくないようです。

私もその一人でした。おなか出てないのになんで腰が痛いの???と不思議ですよね?でも私、なんとなく体の内なる変化を感じていました。えっと、骨盤が構造改革を始めてる感じなんですよ。まだツワリ真っ最中だってのに、もうお産に向けて骨盤が緩み始めているんですね。おかげで腰が痛くなるというわけ。

腰が痛ければマッサージといきたいところですが、そうは問屋が卸しません。妊婦に対しては、整骨院やカイロプラクティック、足裏マッサージにいたるまでほとんどのマッサージ屋さんがぴしゃりと門戸を閉じてしまいます。そのワケはどうやら、直接腰をマッサージすることができないし、それに施術によってなにか悪い影響がでてはいけないからということらしいです。もっとも必要な時に整体にかかれない。つらいっす(涙)。

と泣いてばかりいたわけじゃありません。腰が痛くて歩き方まで変になっていたころ、たまたま通っている産婦人科に「腰痛外来」があるのを発見しました。なんでも腰痛治療を勉強した助産師さんが施術してくれるとのこと。「おお、神の助けだ!」とばかりに早速行きましたとも!施術はゴリゴリ押すのではなく、骨盤のゆがみを正すようにそおっとじっくり矯めていく感じ。普通のマッサージとはやはり違います。でも、体が温まってなんだか気持ちいーい。

すべて終わった後に、助産師さんは生活のアドバイスをしてくれました。
1.決して横すわりをしないこと。あぐらか正座にする。
2.布団から起き上がる時も横向きになったら一気に正座まで起き上がり片足ずつ立ち上がる。
3.立っているときは足の親指あたりに重心を置く感じで。同時に恥骨は内側に入れるイメージ。
4.右手で包丁を使っているときは、左足を前に出す、など常に体がゆがまないよう意識する。
と、まあこんな感じです。

その後、マッサージの効果か生活習慣の改善のおかげか私は腰痛と明るくお別れできたのでした。
ちなみに骨盤のゆがみを正しておくと産道がまっすぐになるので安産になるんですって。
助産師さんの知恵ってすごいなーって感心しましたヨ。

助産師さんはとっても頼れる存在です。
明日は助産師さんが講師をつとめる両親学級のお話。

「妊婦にむくみはツキモノ。」と言ってもやはりなんとかしたい。鏡で自分の顔を見るたびに、崩れきったフェイスラインに幻滅する。願わくば、きれいな妊婦→きれいなママに美しく移行したいものだ。

で、顔と足のむくみのひどさにきづいた6ヶ月ごろ、助産師さんに相談してみた。

助「もしかして、最近暑かったから冷たい飲み物を飲みすぎていませんか?」
ど「あ。猛烈に飲んでます。」
助「それ温かい飲み物か常温のものに変えた方がいいですよ。」

なるほど、内臓が冷えるとむくむっていうしね。冷えは難産までをも引き起こすともいうし。
いいことないんだなぁ。よし、温かい飲み物に切り替えるぞ!
しかし、原因はこれだけに留まらない。

助「あーそれから。歩きすぎなんじゃないですか?」
ど「え?(少し誇らしげに)体重管理のために一日に1時間は歩いてますけど。」
助「妊娠後期ならまだしも、この時期で1時間は歩きすぎです。20分歩いたら休んで、更に20分歩いたら休んでという風にトータルで1時間程度がいいんじゃないですか。」

そーだったのかー。良かれと思って歩いていたのに、まったくやりすぎだったとは。私らしい。

こんなわけで、以後たったふたつのことに気をつけただけで、むくみとあっさりさよならできました。
他の方法としては「塩分を控える」なんていうのは皆様よくご存知のとおりですね。

副産物としては、むくみが引くとだるさも軽くなります。
妊娠していなくても冷えは美容の大敵。ハラマキやひざかけを多用し、温かいモノを飲む。
こんな冷え対策をこのままずっと続けたら、美人への道が開けるかもしれん。うん、そうに違いないよ。

さて、ドクターとは違う目線でアドバイスをくれる助産師さん。
私は妊娠初期に彼女たちのアドバイスに助けられました。そのハナシは明日。

今私の左手薬指には指環がない。別に夫と喧嘩をして腹いせに外したなんていう話じゃない。指環が抜けなくなるほどに手がむくんでしまい、やむなく外したのだ。

妊婦とむくみは切っても切れない関係だと思う。どんなに痩せ型の人だってなんとなく顔がぽっちゃりして見えたりする。これなんでなんだろ?

妊娠すると女性の体は、血液の量を40%も増やすそうだ。40%増量中。あの小林製薬だってそんなに増量しないと思う。それこそ出血大サービスである。体中が血液だたぷたぷになるのだ。といっても血液はバンバン増えるが血中の血小板やら赤血球やらヘモグロビンやら中身の部分は増えないから貧血気味になるらしい。
ほら、妊婦さんを観察してみてくださいよ。ちょっとした坂を上がるだけでぜーぜーはーはーしてるでしょ。おなかが大きくなって重たいせいもあるけど、貧血でめまいとか息切れを起こしちゃってる場合も多いんですな。

で、冒頭の指環の話に戻りますと、妊娠6ヶ月ごろ、着けっぱなしの結婚指輪を羽交い絞めにするように私の指は知らず知らずに膨張していました。それに気付いたある日、慌てて外そうと試みるがなかなか抜けない。しかし私は学生時代「銀座じゅわいよくちゅーるマキ」でバイトでありながら一日に30万円売り上げたオンナ。指環外しぐらい朝飯前なのよ!とあせる心を抑えつつ指環を手の甲側にぐっと押し上げてそろりそろりと進めていく。格闘すること数分、顔中に汗がびっしりにじんだ頃やっとスポンと抜けたぁあ。

妊婦さんの中には消防署に駆け込んで手馴れた職員の方に抜いてもらったり、どうにもならなくてリングカッターなるもので指環を切るハメになる人もいるとか。
あ、ジュエリーショップに行くのは手かも。店長級の人に指環外し名人がいる可能性あり。
血がとまってタイヘンなことになる前に指環は抜いておきましょー。

さて、指環は抜けたが、やっぱり根本的解決を!
むくみを減らすにはどうすればいいんでしょうか?明日に続く。

最近よく知られるようになったことなんだけど、きょうは「妊婦が避けるべき魚」について。

魚は健康にいいから妊婦だってどんどん食べれば良さそうなものだ。でも、その種類によっては気をつけなければならないものがある。メチル水銀が多く含むものがあるのだ。メチル水銀が多い魚を妊婦が食べると胎児に影響が出る心配があるんだそうだ。
具体的な影響としては「例えば音を聴いた場合の反応が1/1,000秒以下のレベルで遅れるようになるようなもので、あるとしても将来の社会生活に支障があるような重篤なものではありません。」(厚生労働省資料より)とある。
でも、欧米では以前から妊婦は「マグロを食べないように努めるのは常識」だと聞いたことがあった私はやっぱり気になった。

まず、どんな魚に気をつければいいのか?とってもざっくり言うと大きな魚の摂取には気をつけなければいけない。
厚生労働省のHPに資料があるので引用する。
厚生労働省:妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて(Q&A)

このサイトの中の<妊婦が注意すべき魚介類の種類とその摂取量(筋肉)の目安>を見てみると、一番リスクが高いのは「バンドウイルカ」で1回約80gとして妊婦は2ヶ月に1回までを目安とするようにとある。
でも、バンドウイルカを食べるチャンスは普通一生に一回あるかないかじゃないかなぁ。私は食べたことないど。
では、もそっと現実的に。普段口にしやすい魚の中で要注意なのは、この表の中の上から3番目のリスクグループにある「キンメダイ」 「メカジキ」「クロマグロ」「メバチ(メバチマグロ)」「エッチュウバイガイ」 あたり。1回約80gとして妊婦は週に1回までしましょうということだ。
おかげで「ランチ マグロ丼小鉢付きで980円」なんて看板を見てもじっと我慢する定めとなった。 それにしても何故大きな魚が要注意なのか?(エッチュウバイガイは小さいけどね)これには食物連鎖が大いに関係している。海の中ではプランクトンを小魚が食べ、更にそれをもすこし大きめの魚が食べて、更に大きい魚が食べてという風に食物連鎖がある。小さな魚が体内に蓄積するメチル水銀が微量だったとしてもそれをたくさん食べる更に大きな魚の中に蓄積される量は自ずと増えてくる。その繰り返しで大きな魚は水銀をたくさん蓄えることになってしまうんだそうだ。
なるほど、妙に納得した私です。

ところで、 私の左手薬指には今指輪がない。そのワケは?明日に続く

突然だが、私の母の歯はガタガタである。虫歯の治療痕がいっぱいだし、私がまだ幼い頃、楽しく出かけた家族旅行先の夕食時に、カニの脚に思い切りかぶりついた母が、あっけなく前歯を折ってしまった場面は今も鮮明に思い出せる。彼女の恨み節の締めくくりは必ずこうだ。
「あんたたちにカルシウム吸い取られたんだよ。あんたたち産んだおかげで歯が悪くなったんだからね。」

しかーし、どうやらこれ、濡れ衣だったみたいですよ。おかーさん。昔は「妊娠中にはカルシウムをしっかり摂りましょう」なんて指導されたそうですが、今では違います。きのうも登場した管理栄養士の幼馴染によれば
「実はカルシウムは妊婦だからといって特別増やさなきゃいけないものではなくなったのだ。 普通に1日600mgくらい摂ってれば十分。」なんだそうである。
まあ、普段摂っている量が足りない場合は改善に努めた方がいいに決まっているけどね。そうそう、過剰に摂ることは問題なんだって、知ってた?

それから、証拠をもうひとつ。一度完成した歯からカルシウムが奪われて、胎児に供給されるなんてことはないんだそうです。母の「あんたが私の歯からカルシウムを奪った説」は濡れ衣だったんだな。

じゃあ昔の人がよく「1人こどもを産むと1本歯を失くす」と言っていたのはなんなんだ?実際、歯を悪くした人が多かったからそんな迷信がまかり通っていたんだろう?

この謎を解く鍵は二つあると思う。
まず第一にツワリのせい。ツワリのときって歯磨き辛いですよね?歯磨き粉の臭いがまずきつい。さらにそれを口に入れるのはまたキツイ。といういことでどんどん歯磨きが面倒になっていかなかった?私も気持ち悪くさに横になり、そのまま寝ちゃったなんてことがしばしば。これによって虫歯が出来やすくなるんじゃないかってこと。

それから通っていた歯医者さんが言ってたんだけど「妊婦さんは口の中の唾液が減るんですよ。それによって口の中の環境に影響がでるんです」(うろ覚えです。ごめんなさい。)という。
妊婦の唾液についてちょっと調べてみた。
妊娠すると唾液は酸性になって、歯垢が増えるんだそうです。歯垢が増えれば虫歯や歯周病を引き起こしますよね。それに分泌される女性ホルモンをエサにする細菌というのが増えるそうでこれも悪さをするらしい。ちょっとちょっとぉ、口の中タイヘンなことになってんじゃないの!

虫歯になりやすい体になっているのに、歯磨きをサボリがちってところが問題なんだな。

SUNSTAR「妊婦・大人の基礎知識」というページにいろいろ興味深いことが書いてありますよ。

ま、とにかく必要以上に小魚食べたり、牛乳飲んだりしなくても良いってことですね。

明日はお魚のハナシ。

私は花粉症20年選手。まだ、花粉症という病名が付かないような花粉症創世記からのベテランです。そのせいでずっと気になっていることがあった。
以前、会社の定期健診のときに「あなた花粉症なら早いとこ体質改善したりしておかないと将来お子さんもアレルギーになったらかわいそうだよ。」といわれたのだ。

「どうすれば少しでもアレルギーのリスクを下げられるんだろ」と思っていた妊娠初期のある日、先輩ママさんから
「妊娠中は卵と牛乳を食べちゃダメよ。こどもにアレルギーが出ちゃうから。」と強くアドバイスされた。

「へ?それは初耳。」と思った私は早速ドクターに聞いてみた。
「私は花粉症があってアレルギーなんですけど、こどものために食べちゃいけないものはあるんですか?」
しかし、ドクターは特に食べてはいけないものはないという。
更に調べてみよう。幼馴染が保健所で管理栄養士をやっている。彼女は3児のママでもあるからきっと詳しいだろう。

彼女によれば「一般常識的には1日卵1個、牛乳400cc程度ならアレルギー体質の子どもは産まれないだろうと言われている。確実に言えるのは多量に摂りすぎてはいけないということ。あと、上の子にアレルギーの子がいる場合は、胎児時期からの治療の意味で、控える場合がある。」のだそうだ。
そうか、なんでも過ぎてはいけないのだな。

そうそう、ドクターによっては「卵も牛乳も一切摂っちゃダメ!」という人もいるそうです。
まだまだ研究途上で説が定まってないんでしょうね。

妊娠の知識って、短いサイクルでどんどん刷新されていくようです。
昔は「おなかの子の分と2人分食べなさい。」なんて言ったものですが、現在では「もってのほか」。厳しい体重制限をされるのがトレンドです。
この世代間の知識のギャップによって、お母様に「食べろ食べろ」と強要されて困る妊婦もいるそうな。タイヘンですね。妊娠の先輩だけに再教育は難しいんだろうな。

食べ物のハナシまだまだ続きます。

特に妊娠初期に摂取するよう奨励されるのが「葉酸」(ようさん)。
葉酸・・・?妊娠して初めて聞いたという人も少なくないと思う。一体なんのために葉酸を摂るべきなのか?

ちょっと古い記事だが厚生省の平成12年発表の報道資料を引用する。
「近年、先天異常の中で、二分脊椎などの神経管閉鎖障害について、欧米を中心とした諸外国により疫学研究が行われ、妊娠可能な年齢の女性等へのビタミンBの一種である葉酸の摂取がその発症のリスクを低減することが報告されている。」

なーるほど。食べるもので少しでもリスクが減らせるなら努力しよーじゃないの、って思うよね。

葉酸を摂るべき時期というのがあって、妊娠する1ヶ月前から妊娠初期(妊娠12週)までなんだそうだ。うーん「妊娠1ヶ月前」って・・・。そんな自分の思い通りにきっちり計画的に妊娠できる人はめったにいないよね。ってことは、妊娠の可能性がある女性は日頃から葉酸をばっちり摂っておきましょうね。ってことなんだろうな。

その割には、妊娠前の女性にこの事実、認知度が低い気がする。今じゃ、高校の家庭科の時間とか保健の時間に教えたりしてるのかなぁ?

そうそう、葉酸はどんな食品に多く含まれているのか?そこが肝心ですね。レバーだとかヒヨコマメだとかいろいろな食品に入っているんだけど、とてもじゃない覚えきれない。そこで私は大雑把なんだけどミドリの野菜に多く含まれていると覚えておいた。

ささげやソラマメ、モロヘイヤなど・・・ほーらミドリがいっぱい。でも私が肝心の妊娠初期を過ごしたのは真冬だったのでこんな野菜はありませーん。なんとかならないかとスーパーをウロウロ。ちょうどその頃、菜の花が出回りだした。これとタコをニンニクで炒めたホットサラダを超定番料理に認定。バカバカ食べていました。その他にはブロッコリーとアスパラでローテーションを組んで葉酸を摂ってるぞって満足してました。必要量に足りていたかどうかは不明です。
でも、ツワリ祭りの妊娠初期にミドリのもの食べるのってちょっと辛かったかな。クスリだと思って食べてましたけど。あ、そもそもミドリのものは体にいいんだから普段からたくさん食べる習慣があればいいんだよね。

妊娠は、こんな風に己の食生活を強制的に見直すきっかけになります。食べ物のハナシはまだ続く~!

妊娠に気付いて本能的に避けるものといえば、お酒とタバコ。

でもそれ以外にも避けるべきとされている食品はたーくさんある。
例えばカフェイン。カフェインドリンクの代表選手といえばコーヒー。私は一日にコーヒーを4~5杯は飲んでいた。くう、止めるのは苦しいなぁ。じゃあ、コーヒーと同じぐらい魅力的なドリンクを探そうと、早速ネットでカフェインの少ない飲み物を探してみた。
やはりウーロン茶も緑茶もカフェインが多い。これを聞いた母曰く「私がツワリで気持ち悪いときは緑茶がさっぱりしてよかったもんだけどねえ。あたしはいっぱい飲んでたけど、別にあんたに影響なかったんじゃない?」。うーん、飲んでなければもっといい子だったかもよ、おかーさん。というわけで緑茶は却下。
では、紅茶はどーだ?残念、おっとコーヒーを超えるカフェイン量だ。
ならば健康ブームであちこちでオリジナルドリンクが人気の抹茶。抹茶はどーだ!・・・あらー。抹茶のカフェインって半端じゃないのね。う、ダメだと分かると余計に抹茶アイスが食べたくなってきた・・・。
健康つながりでココアはどーよ?これもカフェインあり。八方塞がりの様相を呈してきた。

で、結局この厳しいノンカフェ選手権生き残ったのは「ほうじ茶、麦茶、そば茶」なんてところである。でも、なんかこうリラックス感が欲しい、というかパンチが欲しいときにはちょっと目先の変わったものがあったらいいよね。
ということで私がよく飲んでいるのは「たんぽぽコーヒー」「フルーツビネガーお湯割り」。たんぽぽコーヒーは赤ちゃん用品専門店で販売されいるのでご存知の方も多いと思う。もちろんあのコーヒーそのものを想像すると物足りなく感じる人もいるかもしれない。でもコーヒーそっくりの水色とちょっととろっとした質感、そしてなんといっても淹れた時の香は十分コーヒーを連想させてくれる。味もたんぽぽハーブティだと思えばとってもおいしい。
そして「フルーツビネガーお湯割り」これは以前取材でお邪魔したことのある「オークスハート」といお店のものがお気に入り。最近好んで飲んでいたのはマンゴーのお酢。マンゴーは食物繊維がたっぷりなので便通も良くなるというオマケ付き。お店に行くと「妊婦さんにはこれがお勧め」といって親切に教えてくれますよ。

そうそう、両親学級や病院などでは「コーヒーは一日1~2杯程度だったら大丈夫ですよ。ただし、鉄分の吸収を妨げるので食前食後の30分は避けてくださいね。」と指導されることが多いようだ。私も無理せず1日1杯のコーヒーは自分に許しています。

あらら、きょうはノンカフェイン話だけで終わっちゃった。食生活についてしばらく続けマース。

ツワリをなんとかやり過ごすには食べることが一番だった。しかし改めて考えるまでもなく「食べる→体重が増える」は自然の摂理。食べてれば太るのは、あったりまえのコンコンチキなのである。

なのに、なのにですよ!私妊娠5ヶ月に入るころまで体重は1キロも増えていなかったのです。なんだか狐につままれたような気分だったけど、
「増えてないんだから問題ないじゃーん」
と食べたいものを、食べたいときに、食べたいだけの「アズ ユー ライク」な日々を送ってました。

しかーし、15週目を過ぎたころ体重計が反乱を起こした。突然見たことのない数字を示すようになったのだ。
「え?どうして?食べたいだけ食べてもあたしったら太らないんじゃないの?」
とうちのめされた気分でしばし考えて「はっ」と思い当たった。
体重計反乱期は微熱時代の終了と重なっていたのである。(あら、カノッサの屈辱っぽい)
たしかにイケメンセンセイは「微熱は15週ぐらいまで続きますよー」とおっしゃっていた。
「微熱→エネルギーを使う→食べても太らない、というか太れない」が成立していたのか! くぅ、油断しとった。
ここから私と体重計との戦いが始まったのでございます。

ほんっと、妊婦は体重管理に泣かされます。でも皆さん、一緒に頑張りましょーねー。その上、妊婦は栄養バランスにも気を配らなくてはいけません。せっかくなので、どんなものを避けるべきで、努めて食べるべきはどんなものなのかせっせと研究した私。そのお話はまた明日~。

「妊娠すると微熱が出る」って知ってました?
あたしは「聞いてないよぉ。」でした。「そんなのジョーシキじゃん。」という皆様すみません、無知で。
私の微熱はツワリが始まる1週間ほど前から先行して始まっていた。しかしこれをすっかり風邪だと思い込み、「ごめん。風邪ひいたみたいなんだ。」と親友との新年会をキャンセル。
でも、ムシの知らせってやつですかねぇ、あの時風邪薬を飲まなかったんですよ。オンナの勘なのかなぁ。

ともかくこの熱にはエネルギーを奪われましたね。微熱とツワリは常に私とともにある。ありがたくない親衛隊だ。しかも脳貧血というサプライズプレゼント付き。
朝起きて普段の3倍ぐらい時間をかけてゆっくり支度をしていても、お化粧する段になると疲れ果てている。鏡の前に立っていることすら辛い。「はぁー。ふう。」なんてファンデーション塗っては休み、眉を書いては休み、マスカラを塗っては休み・・・。時間がかかるったらありゃしない。でもね、仕事の現場に行くとシャキッと元気になるから不思議なもんです。

さて私、自分の年齢のことを心配して安定期に入るまでは妊娠カミングアウトをしないでおこうと決めていました。そんなわけでそれまでは仕事場で私の妊娠を知る人はほとんどいませんでした。なんとか日々をやり過ごしていたある日、男性ディレクターが「最近太った?あごの辺りがなんだか・・・アレだよね。太ると活舌悪くなるから気をつけた方がいいよ。」とのたまったのだ。このとき体重は1キロも増えていなかったのにぃ!ん・・・。ということは私ったら熱のせいでむくんでるんじゃないの?がーん。
以前松嶋菜々子さんが妊娠中に撮影したであろうTVCMを見て
「へええ、ななちゃんでも妊娠するとふっくらするのね。」
なんて思ってたけど、あれはきっと熱でむくんでいたに違いない。体験してみないと分からないもんだねぇ。
今ならお気持ち分かります、松嶋さん。(勝手に共感させてもらいます)

で、母体の容姿が変わるなら・・・、とふと不安になった私。
「微熱が続いているのっておなかの赤ちゃんには影響ないんだろうか?」
検診のときにセンセイに尋ねてみることにした。
センセイは「微熱があるのは正常なんですよ。大体15週ぐらいまで続きますからねー。」
と端正なお顔をにっこりさせて答えてくれた。ほっとする反面、「そうか・・・。15週までか・・・、長い!長すぎる!」その時はあまりの辛さにほんの数週間のことが永遠に感じられたのだった。

微熱との戦いは確かに苦しかったけど、実は私この微熱に助けられていたのを知ることになるのは15週を過ぎてからである。続きは、明日。

妊娠5週目でスタートしたツワリ。ちょっと人より早めだと思う。
ツワリってどんな感じか?男性の方にも分かりやすく説明すると24時間車酔い状態ですよ。食道と胃がロックされて、いつも不快な存在感を発揮しまくり。
それを和らげるために私がはまったのはレモン味のチューイングキャンディ。早速コンビニで人生最初のオトナ買いをした。あるだけぜーんぶ買ったのだ。どうせならマノロブラニクとかをオトナ買いしてみたかったけど。普段はこのキャンディでなんとか誤魔化せる。
しかし、しかしだ。胃が空っぽになるとビッグウェーブがやってくる。立ち上がれないぐらい気持ち悪くなるのだよ!空腹ビッグウェーブ(仮称)は多くの妊婦さんが経験する。
「妊婦はよく食べるなぁ。」と呆れている男性諸氏。食べたくて食べてるんじゃありません!気持ち悪いの忘れたくて食べてるんですっ!

とにかくおなかがすいてはいけない。何か食べなくちゃ。でも、モノによってはより一層気持ち悪くなってしまうものもあるから、都度自分の野生に尋ねる。
「ねえ、あたし今ナニを食べればいいの?」って。
で、結局私の特効薬は「おにぎり」に落ち着いた。いつもバッグにはおにぎり。何を忘れてもおにぎりは必携。
背に腹は代えられない。どこでだって食べる。あるときはスタジオの隅。ある時は駅のホームのベンチで。どこにも適当な場所がなければ路地に入り込んで後ろを向いてこそこそ。こんな生活は2ヶ月半続きました。

体の変調はこれだけに留まらず・・・。続きは明日。

ドラマでよくある妊娠発覚シーン。
口元に手をあてながら「うっ」なんて洗面所に駆け込む・・・。
しばし呆然とした後、あわててカレンダーを見て指折り数える。
「あっ、もしかして・・・あたし。」

私の場合はそんな感じじゃなくて、きっかけは「電車」だった。
週末の比較的すいた電車で座席に腰掛けた私は隣の人の体臭が気になってしょうがなかった。
「この人長いことお風呂に入ってないんじゃないだろうか・・・」とむっとしながらじっと我慢していた。
ところが、その人と入れ替わりで隣に座った人もなんだか臭う・・・。更に反対側をむけばこっちの人も臭う。
ここまできて「こりゃ変だ。あたしがおかしいのか?」と初めて気付いた。
(あらぬ疑いをかけました、あの時の人たちごめん)
これが私のツワリの始まり。その頃、ちょうど私のおなかの中にいる人はやっと5週目に入ったところだったはず。
これが、臭いに参ってしまう「臭いヅワリ」だと知ったのは、初検診の後で買った妊娠雑誌を読んでからだった。

さて、妊婦になってもやはり仕事にはでかけなければならない。
しかしあれ以来電車が鬼門になってしまった。どうしたものか?悩んでいたら私よりも6週早く妊娠が発覚した友人から
「マスクとキャンディがあればいいかも」とアドバイスを受けた。
早速試したらこれがなかなか良い!臭いが感じにくいのだ。今臭いヅワリの方いたら是非お勧めしたい。
私の場合ツワリとの闘いは1月~3月の真冬いっぱい続いたのだが、それがちょうど風邪の季節と重なっていた。
思いがけず、ツワリ対策のマスクのおかげで風邪を予防できるいう副産物も得た。

しかし、このツワリ臭いさえ防げばなんとかなるのかと思ったら大間違い。
敵はあちこちで私を待ち構えていたのである。
新たな敵については、また明日。

これまで私はいわゆるライフイベントにこだわりを持たずに生きてきてしまった。

もちろん結婚したときは、それはそれは嬉しかったけど、それまで結婚願望なんて抱いたことがなかったせいか、当の本人が「私も結婚するんだぁ」と驚いていた。

何故そうなのか、自分のこれまでをちょっと振り返ってみる。
大学卒業後、OLになった。しかし「アナウンサーになりたい」という夢がどうしても諦めらめられないことにきづいた3年目。次の身の処し方が決まる前に、上司に退職を申し出てアナウンサーになる道を進みだした私。
その後、なんとか地方局アナウンサーのクチにありつき、若い新卒アナウンサーに混じりながら七転び八起きの日々。
更に5年後にはフリーアナウンサーとして首都圏の荒波に身を投じるという博打を打ってしまった。
つまり、ずーっといっぱいいっぱいの日々だったと言える。

2006年1月、こんな私にも、とうとう「人生の一大事」を実感せざるを得ないできごとが降ってきた。

赤ちゃんを授かったのである。

妊娠発覚からきょうまで、「体ってこんなに変わっていくの?!誰も教えてくれなかったよ!」とか「妊娠して仕事を続けるってタイヘン」とか「日本の社会はどーなっちゃってんの?」・・・なんて発見とびっくりの連続。
まさしくワンダーランドに足を踏み入れたみたいなのだ。

そこでふと考えた。私の体験を「妊娠前の女性に伝えられたらなぁ。」「まさしく今妊娠中の方とは励ましあいたいなぁ。」「子育て先輩ママさんには叱咤激励してもらえたらなぁ。」なんてちょっとムシのいい下心もあって、このブログを始めることにした。

そうそう、私、去年AFPの資格を取得している。取ったはいいが、今までのところ全く役に立てていなかった。
少子化対策のために、お金の面で親をサポートしようと政府が色々と知恵をしぼっているようだ。
実際のところ妊娠・出産・子育てにどれぐらいお金がかかるものなんだろ。
「よっしゃ、せっかくだから知恵を使ってやりくりして、涙ぐましいリポートもしてみよう」と思いついた。

とうとう今日、出産予定日まで100日を切った。

いよいよカウントダウンだ。

今さっき、先輩プレママの友人が「出産したよ!」とメールをくれた。かわいらしいベイビーの写真とリアルな出産リポート付き。思わずうるるんと来た。
さて、私もその日に向かって突き進むのみである。

きょうのところはひとまずのご挨拶ということで。

このブログをどうぞ末永くよろしくお願いします。

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土井里美 プロフィール

土井里美写真

1970年生まれ、富山県朝日町出身。 東京で3年間のOL生活の後、放送の世界へ。 1996年BSN新潟放送のアナウンサーに。 報道、食リポート、ラジオDJなど様々な番組を担当。 2001年よりフリーアナウンサーとして首都圏を中心に活動中。 担当番組に 「ザ・ホットラインヨコハマろはす」 「土井里美のMY朝!MYペースモーニング!」 「土井里美のかわさき・みつけた」(以上、ラジオ日本) 「パルナスの丘」(NHKデジタルラジオ)他多数。 2005年にAFPの資格を取得。特技は早くて安い料理と手相観。モットーは「楽しくしぶとく」。 公式サイトは「フリーアナウンサー土井里美」。

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