両親学級では、妊婦が気をつけたい食事の指導や赤ちゃんのための部屋の準備、喫煙の害、などについて勉強できる。でも、一番みんなが興味を持って聞くのが、出産そのものの話なのではないだろうか。
私が通った両親学級では「お産を怖がりすぎることなかれ」という話が主だった。そこで百戦錬磨の助産師さんが携わった出産のエピソードを交えて話をしてくれる。そのお話を少し紹介しよう。
昔は助産師さんとともにお産をするのが当たり前だったんですよね。ベテランおばあちゃん助産師さんは落ち着いたもので、陣痛が始まってもまだ赤ちゃんが下りてきてないときなんかに
「ちょっと旦那さんと一緒に明治神宮まで歩いていって砂利道踏んでらっしゃい。赤ちゃん下りてくるから」
なーんていって、出産間近のママさんはお散歩に出されたりしたそうだ。こういう話を聞くとお産って自然なことなんだなって感じがする。
陣痛が進み、子宮口が開いていよいよ産道を通ってでてくるときは、自分の体が通過しやすいようにうまいこと回転しながら出てくるんだって。赤ちゃんは生まれるノウハウを知っているんだね。それを聞いたら私にもできるぞと勇気が湧いてきた。
そうそう、産婦人科ギョーカイでは
「満月と台風には要注意!」
って言うそうだ。
潮の満ち干きや気圧の変化によって出産数が増えるということらしい。出産間近の私の親友は、月齢カレンダーをチェックしたらしい。彼女の予定日はなんとどんぴしゃり満月。こりゃースケジュール通りに産まれてくるかもしれんね。私はというと台風シーズンの9月が予定日。もしも陣痛と台風が重なった日にゃぁ、どうしよう。出産が重なると助産師さんの手が足りずほっとかれてしまう場合もあると聞いた。頑張って陣痛乗り切らなくちゃ。
さて、両親学級というからには、パパの出番もある。3回コースの最終日にうちの夫も参加した。
新生児と同じぐらい重さのリアルな赤ちゃん人形で沐浴の練習。
短い時間ながらも全員が沐浴練習を体験する。
首が据わってない子を支えながら洗うのって意外に難しい。人形が相手なのに夫婦揃って緊張しました。ホンモノの赤ちゃん相手にできるんだろうか・・・。
へええと思ったのは、沐浴布のこと。体にガーゼをかけて沐浴させるのは、赤ちゃんを不安がらせない効果があるんだね。知らなかったぁ。
頭と体すべて洗って8分程度で済ませるのが目安なんだって。お湯が冷めてしまうからね。あたし絶対うまくできないと思う。
それにしても、見本を見せてくれた助産師さんの手際の良さには目をみはった。片手でくるくるっと石鹸を泡立てて丁寧に手早く確実に仕事をする。ほんとたいしたもんです。
知らない世界を見せてくれた両親学級。ここでは、新しい友人ができました。明日は妊婦友達の話。



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