マタニティマークって知ってます?知ってる人の方が少ないんだろうなぁ。周囲の人に気付かれにくい妊娠初期の妊婦さんが「私妊娠してます」と表明するためにつけるマークなんですよ。「これを着けている人を見たら配慮してあげてね。」ってことです。おなかが大きな女性やあかちゃんがモチーフになっていることが多いでしょうか。ストラップや缶バッチんどいろいろな形態のものが出回っていますが、妊娠雑誌の付録になっていたりもするのでそれを利用する人も多いようです。
あ、そもそも何故妊娠初期の人には周囲の配慮が必要なのか?おなか大きくないんだから別に気遣ってあげる必要ないんじゃないの?なーんて思う方もいるでしょうね。
私も妊娠してみて初めてわかりました。
一つ目の理由はツワリです。妊婦の中の50%~60%がツワリを経験するといいます。とにかく気持ちが悪い、くらくらする、立っていられないなんて状況の中、毎日をどうにか過ごしています。そんなときにすぐ隣の人がタバコを喫いだしたら、やはりつらい。泣きそうです。特に仕事を続けている人が多いこの時期、商談中や会議中に同席者がタバコを吸う場合はきついです。ビジネスの場で「私妊娠しているんでご遠慮ください」とはどうにも言いだしづらい。私も打ち合わせの最中、何度も困ったことがありました。
二つ目の理由としては、妊娠初期の流産の危険性の高さ。安定期とよばれる15週頃に入るまでは、おなかの中の赤ちゃんがしっかり根付いてくれている感じがしません。この時期に流産する人は全体の1割~2割にも達すると知って驚きました。電車に乗れば、立ちっぱなしだったり、ぎゅうぎゅうおなかを押されたり、つり革につかまってぐっと足を踏ん張ったり、おなかの赤ちゃんに過酷な状況です。妊娠初期の私は、毎晩「きょうも一日、おなかの中にしがみついてくれていて本当にありがとう」と誰にともなく感謝していました。だから、おなかが大きくなっていなくても妊娠初期の人には、配慮をしてあげてほしいんです。
私が使っていたマタニティマークは、これ。
こぢんまりしています。デザイン性を重視してか英語表記が使われているので、これを初めて見る人には「この人妊娠しているんだな」ときづくのは難しそうです。実際、私はこれを着けて歩き回っていましたが、電車で席をゆずってもらったことは一度もありませんでした。
実は、これこそがマタニティマークというオンリーワンのものはまだ定まっていなくてあちこちから様々なデザインのものが出されています。また、マタニティマークというものが存在することすら認知されているとはいえません。だからこれを着けているのは、自己満足のようにも感じていました。
でも、小さな進歩がありました。今年厚生労働省がマタニティマークデザインの公募・決定したんです。
厚生労働省:マタニティマークをとおした「妊産婦にやさしい環境づくり」の推進について
ハートの中にママとベビーが入っているかわいらしいマーク。
3月に発表されたものですが、皆さんまだご存知ないですよね?
こればっかりは、妊婦さんだけが知っていてもなんの役にも立ちません。私は特に、妊娠に気付きにくい男性に知ってもらうべきだと思います。
テレビやインターネットを使って告知するとか、電車の中にポスターを貼るとかいろいろ方法はあると思います。それにマタニティマークのバッチなどは公的機関で「母子健康手帳」を発行する際に一緒に配布してもいいんじゃないかなと思います。同じデザインのものを着ける人が増えれば少しずつ世の中に浸透していくと思うんです。




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